- 2025年3月19日

ミャウーは、かつてラカイン王たちが王宮を構えた都市であり、ミャンマーにおける重要な古代文化遺産の地です。 自然の山々、数多くの古い仏塔、そして精巧な仏像彫刻などが、この地の豊かな文化的価値を物語っています。
バガンと比べると観光客の数は少ないものの、ミャウーの方が歴史的にはさらに古く、静かで深みのある雰囲気を楽しむことができます。
ミャウーの歴史
1430年、ラカイン王ミンソーモンによってラカイン王国の首都として築かれました。 ラカイン族はミャンマーを構成する民族の一つであり、その時代のミャウーは外国人との交易が盛んに行われる国際都市でした。
ミャウー王朝の最盛期には、ラカイン語で刻まれた石碑や、多くの仏塔が建てられ、現在でもその多くが残っています。
ミャウーの有名な仏塔

ミンソーモン王の時代から建てられた仏塔の中には、以下のような著名なものがあります:
シッタウン仏塔(仏像80,000体が納められている)
コータウン仏塔(仏像90,000体を収蔵)
アントーテイン
四面仏塔
ロンボンピャウ仏塔
ボーディーシュエグー仏塔
ラタナポン仏塔
サンダムニ仏像
ミャタンサウン仏塔
トゥパユン仏塔
ピィゾーギー仏塔
トゥッカンテイン
これらの建築物は、ラカイン王朝の宗教・文化・芸術の融合を示す貴重な遺産です。



現代のミャウー
現在のミャウーはラカイン州に位置し、歴史的・文化的遺産を良好に保存しています。 その自然景観や歴史的建造物に魅了され、多くの旅行者が注目していますが、インフラや交通アクセスには依然として課題が残っています。 それでも、歴史や文化に関心を持つ人々にとって、ミャウーは学ぶ価値のある場所です。 今後交通網が整備されれば、より多くの外国人観光客が訪れることが期待されています。
おわりに
ミャウーは、かつて国際的な貿易都市として栄え、今も静かにその歴史を語る町です。 バガンとは異なる独自の魅力を持つこの地を、ぜひ一度訪れてみてください。
【リポーター THU】
※写真は全てRâkhitâ Râthâsone さんのFacebookからお借りしました。#WelcomeRakhine